Oracle Databaseでは、loadjavaユーティリティを使用してJARファイルをロードします。 loadjavaユーティリティは、Oracleデータベースにスキーマオブジェクトを作成し、JARファイルの内容をそのデータベースにロードします。したがって、loadjavaユーティリティを使用するには、CREATETABLEおよびCREATEPROCEDURE権限が必要です。また、それを実行するには、Javaプログラムに対するいくつかの権限が必要です。このチュートリアルでは、OracleデータベースにJARファイルをロードする方法を説明しています。
これらの手順に従って、JARファイルをOracleデータベースにロードします
- Javaプログラムを実行するために初めてJARファイルをロードする場合 、次に、SYSクレデンシャルを使用して接続することにより、Oracleで次のコマンドを実行します。それ以外の場合は、この手順をスキップできます 。以下に示すようにステートメントを実行します。
注: USERNAMEを、権限を付与するユーザー名に置き換えます。
sqlplus sys/syspsw@orcl as sysdba call dbms_java.grant_permission('USERNAME', 'java.util.PropertyPermission','*', 'read,write'); execute dbms_java.grant_permission('USERNAME','java.util.PropertyPermission','*','read'); execute dbms_java.grant_permission( 'USERNAME', 'SYS:java.lang.RuntimePermission', 'getClassLoader', ' ' ); execute dbms_java.grant_permission( 'USERNAME', 'SYS:oracle.aurora.security.JServerPermission', 'Verifier', ' ' ); execute dbms_java.grant_permission( 'USERNAME', 'SYS:java.lang.RuntimePermission', 'accessClassInPackage.sun.util.calendar', ' ' ) ; execute dbms_java.grant_permission( 'USERNAME', 'java.net.SocketPermission', '*', 'connect,resolve' ); execute dbms_java.grant_permission( 'USERNAME', 'SYS:java.lang.RuntimePermission', 'createClassLoader', ' ');
- コマンドプロンプトを開き、JARファイルが存在するディレクトリに移動します。たとえば、C:\ javajarsでJARファイルを抽出した場合は、現在のフォルダーをC:\javajarsに変更します。次に、次のようにloadjavaコマンドを実行します。
注: USERNAME、PASSWORD、およびDBNAMEを、ユーザーとデータベースの詳細で変更します。また、activation.jarをJarファイル名に変更します。
loadjava -user USERNAME/PASSWORD@DBNAME -resolve -synonym activation.jar
上記のコマンドの実行がメッセージを表示せずに完了した場合は、すべてが正常であることを意味します。 JARファイルが正常にロードされました。
関連項目:
- Oracleデータベースの例のJava
- OracleにUTL_MAILパッケージをインストールする方法