ここでは、BLOBデータをファイルとしてPL/SQLに保存する例を示します。 BLOBデータは、BLOB列を持つテーブルから取得することも、ディスク上のファイルから取得することもできます。
BLOBをファイルとして保存するためのPL/SQL関数の例
以下の手順では、次の3つの引数を取ります。
- Oracle Directoryオブジェクト名(i_dirとして)。
- ファイル名として(i_fileとして)保存します。
- BLOBデータ(i_blobとして)。
CREATE OR REPLACE PROCEDURE blob_to_file (i_dir IN VARCHAR2, i_file IN VARCHAR2, i_blob IN BLOB) AS l_file UTL_FILE.file_type; l_buffer RAW (32767); l_amount BINARY_INTEGER := 32767; l_pos INTEGER := 1; l_blob_len INTEGER; BEGIN l_blob_len := DBMS_LOB.getlength (i_blob); l_file := UTL_FILE.fopen (i_dir, i_file, 'WB', 32767); WHILE l_pos < l_blob_len LOOP DBMS_LOB.read (i_blob, l_amount, l_pos, l_buffer); UTL_FILE.put_raw (l_file, l_buffer, TRUE); l_pos := l_pos + l_amount; END LOOP; UTL_FILE.fclose (l_file); EXCEPTION WHEN OTHERS THEN IF UTL_FILE.is_open (l_file) THEN UTL_FILE.fclose (l_file); END IF; RAISE; END blob_to_file;
テスト
次のPL/SQLブロックは、Oracleディレクトリ・オブジェクト、ファイル名、およびBLOBデータを渡すことにより、上記のプロシージャを呼び出します。 BLOBデータには、以前のブログ投稿で例を示したGET_BLOB関数を使用しています。PL/SQLのファイルからBLOBを取得します。以下の場合、MY_DIRの場所にあるファイルmyfile.jpgからBLOBデータを取得し、IMG_DIRの場所にあるファイルabc.jpgに保存します。
DECLARE f_blob BLOB; BEGIN /* check the above mentioned link for get_blob function example */ f_blob := get_blob ('MY_DIR', 'myfile.jpg'); /* now pass the blob to blob_to_file procedure to save it as a file */ blob_to_file ('IMG_DIR', 'abc.jpg', f_blob); END;
これで、BLOBを介して作成されたファイルのIMG_DIRディレクトリの場所を確認できます。
関連項目:
- Oracle Directoryオブジェクトを作成するにはどうすればよいですか?
- Toadを使用してOracleテーブルからBLOBデータを抽出する方法を学ぶ