以前の投稿では、コマンドラインでエージェントのemctlユーティリティを使用してEnterpriseManagerのブラックアウトを設定する方法について説明しました。クラスタ化されたデータベースでブラックアウトを設定しようとするまで、すべてが正常に機能していました。クラスタ化されたデータベースターゲットにブラックアウトを設定しようとすると、次のようなエラーが発生します。
./emctl start blackout testblackout orcl
Oracle Enterprise Manager 11g Release 1 Grid Control 11.1.0.1.0
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"orcl" is a cluster target, hence skipping it. Please use EM console.
Metalink Note 419740.1から、エージェントのemctlユーティリティを使用してRACデータベースにブラックアウトを設定できないことがわかりました。 Enterprise Managerでブラックアウトをスケジュールするオプションはありますが、それでもコマンドラインからこれを実行したかったのです。秘訣は、OMSサーバーでEMのemcli(コマンドラインインターフェイス)ユーティリティを使用することです。
export JAVA_HOME=/u01/app/oracle/product/middleware/oms11g
export PATH=$JAVA_HOME/jdk/bin:$PATH
cd /u01/app/oracle/product/middleware/oms11g/bin
./emcli login -username=bpeasland
./emcli create_blackout -name="Standby Snapshot" -add_targets="resp:cluster_database" -description="Standby taken down to perform cold snapshot" -schedule="duration::10" -reason="backup"
./emcli logout
残念ながら、このオプションではログインが必要であり、これをシェルスクリプトに入れたい場合は、パスワードをコーディングする必要があります。