IDEF1X (情報モデリングの統合定義)は、概念スキーマの開発における構成をサポートする構文を使用してリレーショナルデータベースを設計するための方法です。
この表記に興味深い歴史があることを誰もが知っているわけではありません。実際、セマンティックデータモデルの必要性は、1970年代半ばに米空軍によって最初に認識されました。その結果、ICAMプログラムが誕生し(製造生産性の向上に携わる人々のためのより良い分析とコミュニケーション技術の必要性が特定されました)、後にIDEFとして知られる一連の技術が開発されました。 IDEF1Xはその1つです。
構文を詳しく見てみましょう:
エンティティタイプ
- 弱実体 (依存)は角の丸い長方形で表されます(識別子に依存するエンティティのインスタンスは、別の関連付けられたエンティティインスタンスがないと(定義上)意味がありません)
- 強力なエンティティ (独立)は長方形で表されます(識別子に依存しないエンティティのインスタンスは、他のエンティティインスタンスなしで存在できます)
例:独立したエンティティとしての本と従属的なエンティティとしての章。
属性
属性を提示するには 、エンティティは2つの部分に分かれています。最初の1つには主キー属性があり、もう1つには属性が含まれています。さらに、エンティティの名前は通常、長方形の上にあります。すべての属性には値が必要であり(No-Null Rule)、複数の値を持つ属性はありません(No-Repeat Rule)。すべてのエンティティには、エンティティボックスの水平線の上に表示される主キーが1つだけあります。外部キーには(FK)のラベルが付けられ、代替キーには(AK)として表示され、そのエンティティが所有していないことを示します。
関係
片方または両方の端に塗りつぶされた円が付いた実線または破線は、エンティティが互いにどのように関連しているかを示します。関係は常に正確に2つのエンティティ間にあり、関係を説明する動詞句でラベル付けされます。各接続関係には、独立エンティティのインスタンスに関連する依存エンティティのインスタンスの数を指定するカーディナリティが関連付けられています。これを下の図に示します:
また、関係がIEEE表記(より一般的に認識されているカラスの足)でレンダリングされることを除いて、IDEF1X表記のモデルに出くわすのが一般的です。
さて、必要な情報をすべて持っているので、本と章を含む前の例に戻って、IDEF1X図にそれを提示しましょう。